2014年2月26日水曜日

娘とソチオリンピック

子供にあまりテレビを見せたくない私ですが、
オリンピックだけは積極的に見せようとしました。

オリンピックは他では見られない色々な競技種目を知るきっかけにもなりますが、
どの競技よりも選手たちの気持ちが熱い時。
スポーツ選手たちが一生懸命訓練し、最善を尽くして競技に臨んでいる姿を
娘に見せてあげたかったからです。

オリンピックが何か分からない娘にオリンピックをどう説明するか少し悩んだのですが、
「オリンピック始まったよ」と開幕式を見せ、
「オリンピック、やっているよ」と試合を見せているうちに、
娘の口からも「オリンピック、やってる?」と言葉が出るようになりました。

そして、洗いものをしている私の隣で、
娘はおばあさんのスリッパを履いては、「スケート、すいすい」と口で言いながら遊んでました。

テレビでフィギュアを見ている時に、
私が「シングルアクセル」と言いながら娘の体をくるっと持って回してあげたら、
フィギュアがテレビで放送されるたびに「ママ、回して!」と言う娘。
その時の娘の笑顔といったら(笑)。
また、テーブルを両手で掴んで片足をあげながら、フィギュアのまねごっこをする娘。

4年後は韓国のピョンチャンでオリンピックが行われます。
その時は娘も6歳。ぜひ、選手たちの情熱を娘と一緒に現場で味わいたいですね。

国と国の試合となると、私は当然韓国を応援します。
夫は、どっちかというと日本でしょうが、どうでもいいって感じ。
娘はどうでしょうかね。
娘が韓国を応援しようが、日本を応援しようが、一緒に応援を楽しめるといいですね。

4年後が楽しみです。

<<  at "the Musium is alive"

2014年2月19日水曜日

韓国での発見その2、言葉

韓国に来るときに心配したことの一つが言葉でした。
娘は99%日本語しかしゃべりません。
韓国語と言えば、韓国語の絵本を読んであげたのと、家の中で私が娘に時々韓国語で話しかけたのがすべてでした。
私が娘に話しかけた韓国語はとても単純な言葉ばっかり。
さて、いきなり言語の環境変化に娘はどう反応するのでしょうか。

蓋をあけてみると、面白いことが起こっていました。

娘は意外と日常の韓国語をほとんど理解していました。
もちろん、人の表情や手の動き、状況などを見て判断することもあるでしょうが、
少なくとも、娘は韓国語の意味が分からなくて困るということはないように見えました。

困っているのはむしろ娘を相手にする大人や子供たち。
娘にとっては、日本人・韓国人の区別がないのですから、
お構いなくどんどん日本語でしゃべっているのですが、
相手はその意味が分からないので困った様子。

娘の従姉妹は4人いますが、その中でひとりはまだ幼稚園生で、残りは小学生です。
娘と言葉が通じなくても遊べるのはこの幼稚園生の子。
二人の遊ぶ姿を見ていると、ひとりは日本語で、もうひとりは韓国語でそれぞれしゃべっているのですが、
それでもうまく遊ぶのだから、不思議です。
相手が分かるか分からないかはあんまり問題にならないようでした。

小学生以上になるとやはり言葉の意味が分からないと少しイライラしていました。
人間が完全に言語の動物になるのは小学生にあがる頃からでしょうかね。。。

先週からは少しずつ娘の口からも韓国語が出るようになってきました。
日本語でしゃべったり、韓国語でしゃべったり、日本語と韓国語がごちゃ混ぜになったり。。。

面白いことに、韓国語の場合も日本語と同じく、色々と独り言を言っていることです。
そして何を言っているかよく聞いてみると、絵本で読んであげた言葉をまるでセリフのようにしゃべっているのです。
言葉の習得って、「たくさん聞く→独り言を言う」と言った段階を踏むですかね。

3週間でここまでの変化。子供ってすごいですね。

←旧暦の1月15日。
 月がまんまるになる日で、こどもとお月見をしました。

2014年2月14日金曜日

韓国での発見その1、身の周りのものが玩具に早変わり

韓国にきて2週間が過ぎました。
時間は少しかかりましたが、やっと娘は韓国の環境や家族に慣れてきたようです。
最初の1週間の不慣れした娘の様子を思い出すと、今までいられたのが奇蹟のようで、
元気で過ごしている娘に対してありがたくさえ思います。

今振り返ると、毎晩大泣きしたときに、イライラしないで娘をおんぶして外に出たのがよかったと思います。当時は毎晩外に出る覚悟までしたのですが、娘は三日目で落ち着いてくれました。
もしも大泣きした時に怒ったならば、娘の日本に帰りたい気持ちがもっと高まったのではないかと思います。
娘の日本に帰りたい気持ちを察してあげることで、娘は自分の気持ちを分かってもらって安心できたんじゃないですかね。

韓国での娘の様子を観察している中で、面白い発見がありました。

その1、周りのすべてのものが遊び道具になること。

韓国に来るときに家から玩具を持ってきてなかったので、
実家に行くと少し退屈するかもと心配したのですが、これこそ「心配ご無用」でした。
娘は身の周りのものを簡単に遊び道具に変身させちゃうのですから。

たとえば、長いクッション。
これがなんと娘にとってさつまいもになったり、桃になったり、布団になったり、怪物になったり、魚になったり。
さつまいもになったときには、どうやらこのさつまいもは土の中にいるようで、
土から引っ張り出すことに一生懸命です。
娘の口から「なかなか抜けません」のセリフが漏れます。
それもそのはず、なにせ自分の体より大きいクッション焼き芋ですからね。
なんとか掘り出した後は、焼き芋にするのです。
そして「さ~、出来上がり!食べて」と私のところに持ってくるのです。
私が一口食べるまねをすると、娘は「ちょっと待って!まだ焼いてないわよ~。」と再度焼く振りを。。。(^^;;)

手鏡は娘の大好物のペロペロキャンディになり、しばらく遊びます。
果物を包んだ紙は、ペンギン人形のオムツになり、ペンギンがおしっことうんちをしたと大騒ぎ。(^^;;)

家でも台所のものでよく遊んでいた娘でしたが、
実家でも、ざるひとつとスプーンを渡すと早速料理が始まりました。
「塩をぱっぱっ振って、砂糖もいれて、よくかき混ぜま~す。ん~、ちょっと辛いかな。。。」
綺麗好きな母親に怒られるのではと少しハラハラしていましたが、
母親は小さい子が意味の分からない日本語をペラペラしゃべりながらひとりで遊んでいる様子が可愛かったのか何も言いませんでした。

娘が遊んでいる様子を横で見ていると娘の底をつかない想像力といいますか、その発想には笑いが止まりません。

どこかの本で子供は自分の想像力で枝一本でも遊べると読んだことがありますが、本当ですね。
子供ってすごいですね。


←東京に大雪が降った日、ソウルにも積もるほどの雪が降りました。
  娘に雪を楽しんでもらおうと、
  公園に行って、一番乗りをいっぱいしました。

2014年2月6日木曜日

第一反抗期の娘は韓国に慣れることができるか?!

娘が韓国の環境にすぐ馴染むなんてことは期待しませんでした。
最初は人見知り、場所見知りをするだろうと予測はしましたが、
ママである私が抱っこしてあげるなりすれば大丈夫だろうとも高を括っていたのですが。。。

しかしさすが我が娘!
そんなあまいもんじゃなかったのです。

韓国に来た初日から、実家に入りたくないと一点パリだった娘。
寒い中、中庭の水たまりでチャプチャプ遊びや階段遊びを2時間以上した後でも
玄関を叩きながら家に帰りたいと涙目になった娘。

その日の夕方6時くらい。娘が家に帰ると泣きだしました。
パパの車に乗って帰るって。。。
娘に、「家に帰るためには飛行機に乗らなければならない、今は遅いから飛行機が飛ばない」と
説明しても、飛行機乗りにいく~~とさらに大泣き。
父と母は大泣きする孫を泣き止ませるために飴を見せたり、お菓子をあげたりしてたのですが、
娘の泣き声は収まるところか、エスカレートしていくと今度は厳しく叱るべきだとイライラし出しました。

こうなると、とりあえずこの状況から脱出する必要があると判断した私は、
「分かった。とりあえず空港に行ってみようね。行ってみて飛行機が飛ばなかったら帰って来よう」と
言って、娘に防寒対策を施し、背中におんぶして実家を出ました。その時間夕方7時。

実家の近くに日本のコミュニティーバスみたいなバスがあるので
それに乗るつもりでバス停へ向かいました。
娘にとって新しい環境がこんなにつらかったのかなぁと思い、寒い道を歩きながら娘に声をかけました。

私:「つらかったね。」
娘:「うん。」

バスを待っている間に娘は寝てしまったのですが、
循環バスを乗って一回りして家に戻りました。

娘を布団に下ろしたのは11時。途中で何度か起きて家に帰ると泣きましたが、
なんとか朝まで寝てくれました。

こんな状況が続くのであれば、
本当に日本に早く帰った方がいいかもと思いつつ、
でもせめて1週間は韓国にいたい自分の気持ちもあり、一週間娘の様子をみることにしました。

1週間が経って。。。
お昼の間は割と普段通りに遊んでいます。
夜、家に帰ると大泣きするのも少しずつ減りましたが、
昨夜も絵本を見ている途中にふと、「家に帰りたいなぁ」と言っていました。

やはり、子供にとって自分の家が一番居心地がいいのでしょうね。

。。。

それでも私はもう少し韓国にいて、韓国の文化を娘に見せてあげることにしたのでした。


← ソウル歴史博物館で。
  ここはソウルの歴史が一目で分かりやすく展示されています。
  しかも入場無料なので、おすすめです!!
  お子さん連れなら空いている平日がおすすめ。
  ※月曜日は休館日です。