2013年11月27日水曜日

またまた寄り道です。。。

今日はちょっと興味深いことがあったので、少しお話したいと思います。

私の毎朝の目標は8時に娘を連れて家を出ることです。
ぱっと聞いたときには大した事じゃないように聞こえるかも知れませんが、
これが結構大変!実際かなりの確率で目標達成に失敗しているのです。


私の勤務時間は、育児の時間短縮勤務で10:00~15:45ですが、
出勤に1時間半かかり、保育園に娘を預けていく時間を考えると朝8時に家を出なければなりません。
リミットは8時15分ですが、その場合は娘を保育園に預けた後、駅まで猛ダッシュ~です。

私は朝5時半から6時の間に起き、自分の支度や娘の保育園の支度をします。
娘も6時に起きてくれるといいのですが、7時になっても起きないので、起こします。
すると、娘は機嫌が悪く、10~20分くらい私の懐に抱かれてようやく目を覚まし、活動を始めます。

娘の朝の支度といいますと、食事、洗顔、着替え、歯磨きですが、
一番のネックは食事

私は学生だった時、よく朝ごはんを抜きにしていましたが、その結果胃腸炎に悩まされました。
そのため、娘には何があっても朝ごはんだけは食べさせたいというちょっとしたこだわりがあります。

ところが娘の朝食時の様子はといいますと、
朝ごはんを食べるには食べるのですが、のんびりと、とっても時間をかけて食べるのです。
テーブルに座ってはお人形に声をかけ、ご飯を一口、口に入れては絵本を読み出し、
もう一口食べてはブロックで遊び。。。
ご飯、一筋には行かず、寄り道をしながら食べるため、朝の食事に30分以上かかってしまうのです。

見るに見かねて、横から私が食べさせることもしょっちゅう。
それでも時間に追われ、途中でご飯を下げちゃおうとでもすると「まだご馳走様じゃない」「もっと食べる」と言って泣く羽目に。。。

「速く食べなさい、保育園に遅れちゃうよ、ママ仕事遅刻しちゃうよ」と娘を急かしたい気持ちは満々ですが、それを言っても時間の概念がない娘にはそのまま素通りされ、私だけが焦ったり、いらいらしたりすることが分かったので、結局娘が食べ終わるのを待っていることにしたのでした。

もう少し娘が大きくなり、時間、遅刻というのが分かれば少し急かしてみようと
娘の成長を見守っているこの頃でしたが。。。。

今朝こんなことがありました。

今朝もよそ見をしながらご飯を食べていた娘ですが、
朝の支度をすべて終え、ブロックで遊んでいる娘に
「いくよ~。」と声をかけたら
娘の一言
「あ、保育園に行く時間だ。」

娘のさりげない一言でしたが、驚いたのは、
①娘が自分は保育園に行くんだと認識している点。
②娘の口から時間という単語が出た点。もしかして「時間」という抽象的な概念ができている???

世の中には時間というのがあって、それに合わせて行動をするという考えがいつの間にか娘にも芽生え始めたんでしょうかね。
そろそろ、娘に「時間は守るべきだ」というのを教えても理解してもらえるのではないかと少し期待を膨らませる今朝の出来事でした。


2013/11/18 娘が2年3ヶ月のとき

← ホットケーキを囲んでお人形らと晩餐会を開いてる娘。
   

2013年11月20日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と言葉 その3

子育てしていると、誰もが子供の思わぬ発言で笑った経験があるかと思います。
以前、子育てに関するサイトで子供の思わぬ発言を募るイベントがありまして、応募者の話を読んで、子供らしい発言に爆笑しましたね。そして「あ、そういえば私もあったなぁ」と思いました。
娘と出逢って2年3ヶ月、忘れる前にここに書き込んで置こうかと。。。

◆その1
断乳がなかなかできない娘。
家にいると、思い出したかのようにしょっちゅう「おっぱい」と言うのです。
正直おっぱいとさようならさせたい私ですが、娘の粘りに負けず、おっぱいをあげようと
ひざに娘を座らせたら、娘の一言。
「いただきま~~~す。」

ある日は、
「ママ、ありがとう。」

つい最近は
「i am sorry~。」

◆その2
保育園でのことです。
お友達がディズニーランドに行ってきたらしく、その日はディズニーランドの話で持ちきりだったそうです。娘も以前ディズニーランドに行ったことがあるので、
 娘   「私もディズニーに行ったんですぅ。」
保育士 「へ~、そうなの?どっちに行ったの?ディズニーランド?ディズニーシー?」
 娘   「(しばらく考えて)ディズニーシー5,6,7,8」

◆その3
駄洒落が大好きな娘。
「しゅっぱつしんこう~!」と言いながら遊んでいるかと思ったら、ある日
「しゅっパンツしんこう~!」と言いながら大笑いする娘でした。

◆その4
またおっぱいが飲みたくなった娘。歌を歌います。
「おっぱ、おっぱ、ぱぱぱぱ~。
 おっぱいぱいぱい~。」

◆その5
「ハエを飲み込んだおばあさん」という絵本を読んであげたあとのことです。
その絵本は「おばあさんは死んでしまいました。」で終わるのですが、
娘が一人で遊びながら口ずさむことをよく聞いてみると。。。
「ママは、死んでしまいました。」

◆その6
食事のときです。
熱いスープをふ~ふ~しながら食べさせていると、娘も私に食べさせてあげたいというのです。
娘 「ふ~ふ~、どうぞ。あついから気をつけるんだよ。」
私 「は~い。」

またある日の食事で
私 「いっぱい、たくさん食べてね。」
娘 「うん、たべる!!」
私 「たくさん食べて大きくなってね。」
娘 「うん、おおきくなる!!ママもね。」
私 「ん? うん!」

← ぬいぐるみが大好きな娘。

  自分より大きいぬいぐるみでしたが、
    いつの間にか娘のほうが大きくなりました。

2013年11月13日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と言葉 その2

それからは色々試して口にしたことばに対して、相手からちゃんとした反応が返ってくると、嬉しいこと、嬉しいこと。

日本語の勉強がどんどん面白くなったのでした。

娘がことばを習得していくのをみるとこれと似ているのです。

娘にもりんごを見せながら
「りんご、りんごだね」
「りんご、あかいりんごだね。おいしそう。」
「りんご、りんごはあかくてまるいね。」
「りんごがひとつ、あ、もうひとつあるね。全部でふたつあるね。」
というふうに言ってあげたのです。

すると、あるときまだことばはしゃべらないものの、
私が「りんごはどこにあるかな?」と聞いたら、
おや、娘がちゃんとりんご持ってきたのでした。

それから時間が経って
ついに娘が「りんご」と言うようになり、
また少し時間が流れ、「りんごちょうだい」と文章でしゃべるようになったのです。

そして最近は、
私がりんごを食べながら「すっぱい」と目をつぶり表現すると、
娘も私の真似をして「すっぱい」と目をつぶり、笑います。

こどもはこうやって沢山単語を耳にすることでしゃべるようになるんでしょうね。

そしてそれが楽しいからこそ、口にしてみたり、表情も真似してみたりして、言葉が段々うまくなっていくのだと思います。

単語を沢山耳にするのに、有効な方法が絵本を読んであげることだと思います。

私自身絵本を読むのが嫌いではないので、娘には嫌がらない限りなるべくたくさんの絵本を読んであげようと心掛けています。
絵本の影響について最初は分からなかったのですが、最近こんな出来事がありました。

最近読んであげた絵本の中に、「おにぎりがね」というのがありました。
その絵本の内容といいますと、おにぎり3個がそれぞれ梅干、しゃけ、おかかをぱくっと食べ、輪になって回るのですが、外形が同じなので回っているうちにどっちがどっちか分からなくなりました。その時、おにぎりが手を伸ばし言います。

「心配ご無用!全部召し上がれ~」
心配ご無用というフレーズの時には、私も本の真似をして手を伸ばして読んであげました。

最初むすめの反応はいまいちでしたが。。。

ある日、保育園でお友達が泣いてたら、
娘が立ち上がり、その子に対して、手を伸ばし、「しんぱいごむよう」と言ったそうです。
その子は娘の急な行動にキョトンとして泣き止んだそうですが。。。
その後、保育園で誰かが泣いていると、うちの娘を呼び、「しんぱいごむよう」と言ってもらうんだとか。

娘は現在95%日本語でしゃべっています。たまに韓国語を単語程度でしゃべっていますが、
これは彼女を囲んでいる言語環境が主に日本語だからなのでしょう。

私は韓国人ですし、親戚と言いますと、日本より韓国の方が多いので娘には韓国語も与えて上げたいと思っています。

しかし、私と一緒にいても、私が常に韓国語で話している訳でもなく、また韓国語で話したとしても使う単語数は自然と限られてしまいます。

そこで考えたのが。。。韓国語の絵本を読んであげることです。

今のところ、娘は韓国語の絵本にも抵抗なく、接しています。
そして時々、絵本に出てくる表現を使って韓国語をしゃべります。
日本語を取得するスピードにはほど遠いかも知れませんが、
こうやってゆっくりにでも韓国語でお話できるようになれればよいなと思っているのです。

←五味太郎氏の「ぽぽぽぽぽ」を読んでいる娘。

  私の目線からは何が面白いかさっぱり分からない絵本でも
  娘は「もう一回!」

  子供はみんな絵本が好きですようね~。

2013年11月6日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と言葉 その1

ある本で「こどもは無限の人間として生まれる」というフレーズを読んだことがあります。

赤ちゃんは大人の我々が考える以上、無限の潜在力を持って生まれるのですが、
それを証明できるのが、こどもの言葉取得能力だそうです。

ほとんどのこどもが生まれて3年以内に、母国語を自由自在に使いこなすようになるのですが、
これは、普通の人がアインシュタインなみの頭脳になることよりもすごいことだと言うのです。

娘は、18ヶ月くらいから少しずつしゃべり始めましたが、この頃(21ヶ月)おしゃべりが毎日上達することには内心驚いています。

それにしても、娘がことばを身につけていく様子をよく観察してみると、私が日本語を身につけていく様子と似ているところが多く見られるんです。

不思議というか、面白いといいましょうか。
たまに娘が自分が話したい単語がうまく探せなくてイライラして泣き出す時も、私はその娘の気持ちが分かるような気がします。

私もそんなことがありましたからね。

私自身、韓国人であり、日本語を一生懸命勉強した時期がありました。
20代のときに、親からの自立とやりたい勉強をするため、来日しました。
でも、日本語についてはほぼ白紙状態。。。
日本に来る前には、日本に行けばなんとかなるさと、とても前向きでしたが、
いざ日本にきてみると、周りで何をしゃべっているのか、予想以上にちんぷんかんぷん・・・。

日本語が分からないというあまりのもどかしさに、
日本語が全部聞き取れるようになれば、どんなにすばらしいだろうと、
日本語さえ自由に話し、聞き取りができれば、別世界が広がると思ったり、
日本語をぺらぺらしゃべっている日本人を羨望のまなざしで見ていました。
小さい子供なのに、日本語上手だなぁと感心したりして。。。(笑)

当時日本語学校に通っていましたが、初級教室で先生の教え方を思い出すと、
①実物を見せたり、絵をみせながら、言葉を言ってくれる。
②ボディーランゲージで状況を教えてくれる。
③繰り返し教えてくれる。

たとえば、りんごを見せながら、「りんご」と言ってくれるとか、
「速い」という単語を説明するときには、速く走ると遅く走るのを両方見せたあと、速く走りながら「速い」と言ってくれます。
それを1度だけではなく、2度3度、学生たちから「分かった」という合図が出るまで繰り返していました。

私は、絵や先生の仕草で単語の意味をひとつひとつ分かるようになり、単語の意味が分かると口に出してみました。
時には意味も分からず、人のまねをして言う場合もありました。

そして、時には意味を間違えて言う場合もありました。


←ママの真似遊び。
 
  ママのエプロンをつけて!と言われ、エプロンをつけてあげました。
  私にはちょうどいい長さのエプロンが娘には長いドレスに。。。
  自分も姫になったつもりなのか、ご機嫌でした。