2013年9月25日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と病気 最初の山。。。

子供の成長に病は素通りしたいものですが、そういうわけにはいけませんね。

韓国にいる甥と姪が赤ちゃんのときに絶えず病気にかかっていたのを見たり聞いたりしていましたので、
私もある程度覚悟はしましたが、最初の山は思ったより早く訪れました。

赤ちゃんは約6ヶ月間ほとんど病気にかからないそうです。
生まれ持った免疫力が6ヶ月間続くらしく、しかも母乳育ちの子はさらに病気にかかりにくいんだとか。

でもどこにも例外はあるものですね。そしてその例外にうちの子が含まれました。

生まれて2ヶ月経った頃でしょうか。韓国の姉の家でお世話になっていた時です。
外出から帰ってきた姉が赤ちゃんを抱いてみたら、体が熱いというのです。
夏だったし、お包みで包んでいるし、体温が少し高くてもおかしくはないかなぁと思いましたが、

体温を測ったら38度!!

一瞬赤ちゃんの瞳がおかしいような気がしました。
時間は夕方7時。近くの小児科は閉まった時間だったので、急遽タクシーを呼んで大学病院の救急室に駆け込みました。
病院で体温を測ったらまた38度!!
3ヶ月未満の赤ちゃんが熱を出したときには原因調査のため入院が必要だそうです。

しかし、その病院には空き病室がないと言われ、またタクシーを拾い、別の大学病院に行きました。
そこでも空き病室がなかったのですが、翌日なら病室が空くということで
一旦解熱剤だけをもらって家に帰ってきました。

言葉もしゃべれない赤ちゃんが一日どんなにつらかったのか。
それも知らず、母である私は、今日は赤ちゃんがよく寝てるなぁと喜んてだとは。。。
私ながら情けなく、赤ちゃんに申し訳なくて涙が止まりませんでした。

翌朝まだ熱が下がらなかったため、病院に行き、検査のため入院手続きをしました。
言葉をしゃべるのであれば、問診である程度診察できるのですが、
なにせ赤ちゃんは無言ですから、可能性のある病気について検査していくしかないそうです。
検査は三つ。まず、採血して検査
そして膀胱感染かも知れないので、おしっこの検査。この検査が結構赤ちゃんに残酷です。
綺麗なおしっこを採尿する必要があるそうですが、赤ちゃんがいつおしっこをするか分からないので、お腹に針を刺して直接膀胱から採尿するのです。

最後に脊柱から液を抽出。脳の異常を調べるためだそうです。
これも残酷。赤ちゃんをうつ伏せにさせて腰をあげたままの姿勢に固定させ、
脊柱に針を刺し、液を抽出するのですが、一定の量が必要なため、30分くらい同じ姿勢に固定させるらしいです。
また採集後には5時間くらい頭を上げてはならないため、抱いても授乳してもいけないそうです。

痛みがひとより苦手な私は説明を聞いているだけで、涙が出て堪りませんでした。
でも、万が一のため検査をしなければならない。。。

血を抜き、採尿をし、脊柱から液を採集する過程は赤ちゃんと看護師だけが部屋に入って行いました。
お母さんは立ち入り禁止
外から赤ちゃんの泣き声を聞いているだけでもかなりつらいものがありました。

ちなみにこの頃の赤ちゃんはまだ肌の痛点が未発達の状態で、泣く声の声量ほど痛さは感じないそうです。
ただ、自分の体に異物が入ってくることに泣くそうです。
でも、あかちゃんにとってかなりつらい思いだったことには間違いありません。

検査が終わり、ベッドで泣いている赤ちゃんに指しゃぶりを加えさせながら、5時間を耐えてもらいました。

検査結果が出るまで1週間かかると言われました。、
その間赤ちゃんは入院して抗生剤の入った点滴を打ちながら結果を待ちました。

幸いなことに熱は入院後すぐ下がり、検査結果もたいした異常はないとのことで、
一週間後に無事退院することができました。

←点滴を打って入院中の娘。
 

 この写真を見ると、やはりなんだかんだ健康が一番だぁと思いますね。
 

2013年9月20日金曜日

日本での育児 ~韓国の伝統的な赤ちゃん遊び

ここで韓国の伝統的な赤ちゃん遊びをご紹介します。

・トリドリ
「トリドリ」と言いながら首を横に振る遊びです。
大人が先に見本を見せて赤ちゃんが真似するようにします。
首が据わり始めたころの赤ちゃんにとって、首の運動になる遊びです。

・チャッチャクン
「チャッチャクン」と言いながら拍手をして音を出す遊びです。
目と手の相応力を鍛えます。

・コンジコンジ
チャッチャクンの次の段階の遊びです。
「コンジコンジ」と言いながら片手の人差し指で片手の手の平の中央部分をぶつける遊びです。
指の小筋肉の発達を図ります。

・チェムチェム
両手を握ったり、開いたりと、グーとパーを交互にする遊びです。
手を握りながらチェムチェムといいます。
手の掴む力を育てます。

・コネゴネ
つかまり立ちができるようになる頃の遊びです。
大人の手の裏に赤ちゃんを立たせて、「コネゴネ」といいます。
足の力を育てます。

・タロタロ
寄りかかるところがないところに赤ちゃんを立たせ、「タロタロ」と言ってあげる遊びです。
コネゴネより一段階上のレベルの遊びです。

・ブルムブルム
二つの段階があります。
ひとつは、座れるくらいの赤ちゃんには赤ちゃんが座っている状態で大人が両手で赤ちゃんの 両足を握り、
 または赤ちゃんの両脇を持ち上げ前後・左右に揺らしながら、「ブルムブルム、ブルムヤ」と歌い続けて
 あげます。

 もうひとつは、赤ちゃんが立てるなら、立った状態で赤ちゃんの両手を握り、前後・左右に揺しながら
 歌ってあげます。
 この遊びは赤ちゃんの全身運動になり、腰・脇運動、全身運動、足に力を入れてたって歩くた めの力を
 つけてあげます。

・馬乗り
一歳前後の赤ちゃんを大人の背中に乗せて、大人はひざと手で歩く遊びです。
または、赤ちゃんを大人の首に乗せてあげます。この遊びを通して赤ちゃんは不便な姿勢から
 バランスをとる練習や、身の安全を図る動作を身に付けます。
また、危ない状態を楽しむ探検心も育てます。

・瓶売り
トイレトレーニング時期の赤ちゃんを対象とする遊びです。
赤ちゃんを横にして背中におんぶしながら、「瓶買ってください~。ウンチの瓶です。」と叫ぶと、
 他の人が「いくらですか?」と聞きます。
赤ちゃんをおんぶした人が「5円です」と言います。すると、値段を聞いた人が「安い」といい、
 買おうとする仕草を見せながら赤ちゃんに近づいて行き、「くさい、くさい!」といいながら逃げて
 いく振りをします。このちょっとした劇をして、赤ちゃんに便の不潔さを教えてあげるのです。
赤ちゃんは自力で生み出したウンチを誇らしく思い、大事にする傾向がありますが、
 このような劇を通してウンチの不潔さを教えてあげます。
すると、大人の要求にもすんなり協力してくれるようになります。また、大人はほめながら
 赤ちゃんを励まし、トイレトレーニングを行います。

・子守唄
遊びではありませんが、子守唄には短くてリズムのよい言葉を繰り返すような歌詞が多いですね?
韓国の子守唄も同じで、こういう唄を聞かせてあげることで、赤ちゃんのリズム感覚や語彙力と いった
 言語感覚の発達につなげました。

←昨日は韓国のお盆でした。

  久しぶりに日本でも明るいまん丸の月が見られましたね。
  今年も実り豊かな秋になるといいですね。



2013年9月11日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と遊び

育児をしながら、一番うれしいのは子供の成長をみることですね。

生まれたばかりのときは、いつまでも寝ている赤ちゃんを見て、いつになったら目を開けてくれるかと思い、 ついつい、寝ている赤ちゃんを突っついてみたものです。

それがいつの間にか、自分の手足を見つけ遊びだし、足の親指を口に入れようと必死になったり。
そして首が据わり、抱いてくれとせがむようになり、
座らせてあげるとつい頭の重さで後ろに倒れたり。。。

うちの子は寝返りが10ヶ月に入ってからで、遅かったです。(一般的に6ヶ月に寝返りをするそうです。)

当時、子育てにおいて比較は禁物と知りつつ、ついついよその子と比べてしまう自分がいましてね、 よその子が軽々と寝返りをしてぱっと座るのを見て、娘と2人きりだったときに、布団を引き、娘の両足を交差させて寝返りさせたりもしてみました。

今思うと、そのまま成長のスピードは子供に任せ、こっちはただひたすら暖かい眼差しで見てあげればよかったのですが、子供を急かしてしまい、少し反省しています。

いざ、寝返りができるようになると、嬉しい気持ちはあっという間で、次々と手に負えないことが多くなりました。

一番困ったのは、オムツ替えです。
赤ちゃんも自分の体がころころ動けるようになるのが嬉しいみたいで、ちっともじっとしてくれないのです。
オムツを替えようとして赤ちゃんを横にさせると、おきあがり人形さんみたいにすぐころんと寝返りして、座ってしまうのです。
おしっこだけならいいけど、ウンチのついたオムツを替えるときには、スピード勝負になります。
おもちゃを渡して、赤ちゃんがおもちゃに気をとられている間に、さっさっさっとオムツを替えました。

はいはいができるようになったときには、我が家に小さな探検家の誕生です。
引き出しを開けたり、流し台の下や食器棚を開けたり家中を探検して回るのです。。。

こんな時は赤ちゃん柵を建てて、赤ちゃんが台所に入ってこないようにする家もありますが、

私はわざと台所を開放しました。割れやすいものや口に入れてはいけないものは赤ちゃんの手の届かないところに置き、100円ショップで色とりどりのプラスティックでできているコップやお皿、ママごっこのおもちゃを買って、 食器棚の中に入れておきました。

内心、子供が食器棚を開けて喜ぶ姿をみたかったのですが、子供が一番興味をもったのは実際の厨房用品(ざる、ボール、おたま、フライ返し、なべ、フライパン)や 食材(じゃがいも、さつまいも、にんじん、なす)でしたね。

特に、さつまいもをゆでようと思って用意した鍋をほしがって渡したら、水の入った鍋からさつまいもを出したり、入れたり、 とっても楽しそうに遊んでいました。

「つかみ立」ができるようになってからは、冷蔵庫まで「はいはい」してきて野菜室(最下段)を開けるや否や、中を覗き込もうと必死に背伸びをしてましたね。





歩き始めたのは1年1ヶ月のとき。
立ったまま私に抱っこされたくて、私のところに来ようとして一歩踏み出したのが始まりでした。
歩く姿がまたかわいいです。本人の一生懸命な姿にも感心しますが、ふらふらしながらも
親のところに笑顔でよってくる姿も愛おしいです。

この時期に、子供の大好きな遊びはなんといっても「いないいないばぁ」遊び。
こんな簡単なことで、そんなに喜ぶとは思いませんでした。

もうじき2歳になる今でも「いないいないばぁ」と遊んであげると、大喜び!! なのです。

2013年9月4日水曜日

また寄り道を。。。

子育てをしていると、私自身の幼少期がどうたっだのか気になるときが度々あります。

親がすぐそばにいれば、「私が子供のときはどうだった?」と聞いてみるのですが、
海を渡った韓国にいるもので。。。その代わり、今の私の姿から推測してみます。

私は声が小さいです。
自分は大きい声を出したつもりでも、他人の耳には届かないことが日常茶飯事。
たまに小さい声がストレスになることもあって、私も声がでっかいといいなぁと思うときもしばしば。

私の小さい声。遺伝かといいますといや。。。どうもそうでもないようです。
うちは5人家族ですが、父、母、兄、姉、皆声が大きいです。お盆などに、家族が集まるとうるさいこと、うるさいこと。
夫が初めてうちの家族に会ったときにも、声の大きさに驚いたそうです。
いったいなんで私だけが小さいのか。。。少し疑問でしたが、
最近娘を見て自分なりに納得のいく答えを見つけました。

赤ちゃんって声が大きいですよね?泣き声はもちろん、電車の中で喃語をしゃべている赤ちゃんとか見てもみんな声が大きいです。
赤ちゃんは一生懸命自分の意思を伝えようとして、大きな声を出すのです。

うちの娘(1歳10ヶ月)もかなり大きいです。
あの小さい体から出る声量だとは思えないくらい大きい声で自分の意思を主張しています。

「あ~ん、あ~ん」(泣き声)
「やだやだやだ」
「いたい!」
「おいしい」
「あはははは」(笑う声)
「ママ~おいで~」
「アッパ~」(パパの韓国語)
そんな娘の声が聞こえると、体が自然と振り向きます。
そんな娘を見ていると、私も生まれたときにはきっと声が大きかった。。。と思います。

そこで、私の過去にさかのぼりますと。。。

「おとなしい子がいい子」と思っている幼い自分が見えます。
おとなしいというのは、親の言うことをよく聞く、じっとしている、走り回らない、そして大きい声を出さない。。。
今考えるとそれは大人にとっての都合の「いい子」でした。

そして、幼い私は大人から「おとなしくていい子だね」とほめてもらうために頑張ります。
それが親を喜ばせることだと思ったからです。
「いい子」とほめられるときにはいいのですが、同時に友達と遊べなくて遠くから友達が遊んでいる様子を寂しい気持ちで眺めている自分がいます。
無理して自分の気持ちを殺している子供が見えます。

今は私の中にいる幼い私にこう言ってあげたいです。

「子供なのに、親思いでよく頑張ったね。」
「もう自分の気持ちに素直になってもいいんだよ。それでもいい子だよ。」
「はしゃいでも、大きい声を出してもいい子だよ。」

「だってあなたは神の作品だもの。あなたはあなたのままでいいんだよ。」


← ひな祭りに写真を撮ろうと、
  ハンボク(韓国の伝統服)を着せてみましたが、
  嫌がる娘を無視して着せたら、ついに大泣き。。。
  結局この写真一枚撮って脱がせました。
  ヒュ~、やはり泣き声は大きいですなぁ(汗)。