2013年6月26日水曜日

日本での生活が始まります。


出産から3カ月後体調が完全に回復しないまま、日本に帰ってきました。

私としては日本に帰ったら、何もかも夫にとことんやってもらうつもりでした。

夫は仕事中にも赤ちゃんのことを思い出し、退社後はまっすぐ家に帰ってきて、
愛妻と愛娘のために尽くすでしょう。。。

とあまい夢をいだいていたのです。

韓国では育児や家事は基本女性の役割として認識されていますが、
ここは日本!しかも私の夫です。かなり期待を持っていたのです。

しかし、いざ蓋をあけてみると~~、ことごとく期待外れの連続です。

まず、家事(掃除、洗濯、料理)は、夫の出勤時間が朝6時半、
帰宅時間が夜8~9時だったので無理でした。

掃除・洗濯は、私が午前中に赤ちゃんをおんぶしながら行いました。

赤ちゃんは掃除機の音で落ち着くといわれますが、本当に掃除中には背中でよく寝ていました。
買い物は赤ちゃんを抱っこして、食事の用意は赤ちゃんが寝ている間に行いました。

出産後は重いものを持ったないようにと母からも言われていましたが、
毎日赤ちゃんをおんぶや抱っこしなければならなかったので、
本当に今まで経験したことのない痛みが節々にあらわれました。

あっ、重い物をもってはいけないとはこれのことだったのか。。。

この痛みとの戦いがこれから3か月も続いたのでございます。T.,T

今考えるとこれが日本での大変な生活の始まりを暗示していたようでした。







100日の直前に頭を坊主にした娘。
  この頃外に出ると、「あら、かわいい~、坊ちゃん?」って、よく聞かれました。^^;
  あの椅子に座らせ、少し揺らしてあげれば静かにしてくれるかと期待しましたが、
  すぐ「あ~~ん、あ~~~ん」と泣き出す娘。
  これから日本の生活に慣れてくれるのでしょうか。。。

 
 
  

2013年6月19日水曜日

これは驚かれました。出産後の注意事項!?


韓国で出産後の注意事項とよく言われるのが、体を絶対冷やさないようにする、

体に負荷をかけないことです。

出産後には体の関節がすべて緩んでしまうため、体を冷やしたり、重いものを持ったりすると後々節々が痛むそうです。

体を冷やさないようにするためには、たとえば、冷たい風に体を当てないこと、家の中でも靴下を履く、シャワーを我慢するといったことがあります。

ん??シャワーを我慢するって??

日本では、湯船に入る習慣がありますが、韓国では大体がシャワーだけで済まします。
シャワーだけ浴びて、外に出ると体が冷えてしまうのです。

そのため、私も出産後2週間はシャワーを我慢したのです。これには会社の同僚もびっくりしていました。

体に負荷をかけないためには、重いものは絶対持たない(赤ちゃんもなるべく抱かない)、歯磨きもやさしく、軽めにします。

私は7月末に出産したのですが、真夏にもかかわらず、出産後しばらくババシャツやババズボン、腹巻をしていました。

ここまでが出産後韓国での生活でした。

次回からは日本に帰ってきてからの生活です。

いよいよ育児の奮闘が始まります。





← 鎌倉のあじさい。
   本文に合った写真が見つからず、今日は鎌倉のあじさい写真を。。。
   今、梅雨の時期にはあじさいですよね?
   日本に来てあっちこっちに咲いているあじさいを見て、一目ぼれ!
   6月がすっかり好きになりました。
   ちなみに、韓国ではあじさいのことを水菊(スグッ)と言います。
   名前からも雨があってこその花って感じがしますね。

2013年6月12日水曜日

韓国人は記念日大好き!!


韓国人は記念日が大好きです。

たとえば、付き合って100日目の記念、1年目の記念も忘れずお祝いします。
赤ちゃんの場合も生まれて100日目、1歳の誕生日を盛大に祝います。

昔は乳幼児死亡率が高かったため、100日まで生きていることを盛大にお祝いしていたらしいのですが、最近は親戚などが集まって食事で簡単に済ますパターンが多いです。

他にもお祝いお餅(赤い色:魔を退ける効果がある)を作り、周りに配ります。
金の指輪(富を象徴)も作ります。

余談ですが、この100日目、本当に不思議ことに、色々な面で節目です。
たとえば、赤ちゃんは生まれ付きに生えていた髪の毛が抜け、お母さんもそのころに髪の毛が大量に抜けます。(私はもともと薄毛なので、このままはげになるのでは?と思われるほど抜けました。)
また、そのころから少しずつ体も回復し外出ができるようになって行くのです。

1歳の誕生日はトルチャンチと言って、特に盛大に祝います。恐らく人生の中で一番盛大に祝う誕生日ではないでしょうか(笑)。

子供にはハンボク(韓国の伝統衣装)を着せます。これがとってもかわいいのです。
トルチャンチは日本の結婚披露宴のように式場を借り、人を招待します。

トルチャンチのハイライトはなんと言っても、トルチャビ」でしょう。
これはテーブルの上にお金や、米、鉛筆、糸の束などを並べて赤ちゃんに気に入ったものを選らんでもらい、その子の将来を占うイベントです。

たとえば、お金を選んだら、将来お金持ちになる。米だったら、食べ物には苦労しない。
鉛筆だと博士になる。糸の束だと、長生きするという占いです。

最近は親自身の願望からか、ゴルフのパターを置いたり(ゴルフ選手になる?)、マイクを置いたり(芸能人になる?)するなど、面白いアイディアでアレンジする方も多いようです。

お祝いに参加した人たちは事前に赤ちゃんが何を選ぶかを予測し、当たった人には賞がもらえるというようにゲームの余興にもしています。

最近は競争的に盛大にやる人たちが増えている一方、少しやり方を見直したり、2番目の子からはもっと簡単に済ませたりする傾向も出ています。

私の場合、出産後3ヶ月ほど、姉の家でお世話になったので、100日目は韓国で迎えました。
100日目のお祝いは、食堂を借りて、家族を呼び、皆で食事をしました。その時赤ちゃんはどうしてたかというと、静かに寝てくれました(笑)。

1歳の時には、日本にいたので、盛大なお祝いはしなかったのですが、
夫の実家で、ケーキ、ちらし寿司でお祝いしました。
そして、トルチャビも簡単ながらやりました。うちの子は早速1万円の札を手に取りましたね。。。
ハンボクも着せましたが、泣き出したので、(大きくてかさばったのかな?)すぐ脱がせてしまいました。

記念日に記念写真の撮影ははずすことができません。

生まれたときはもちろん、
100日目、1歳の誕生日記念写真は写真集のレベルで立派なものを作ります。

日本でもスタジオアリスという写真館で、こどもにかわいい衣装を着せて写真を撮ることができますが、韓国では、一般の写真館でもこのような写真を撮ることができるのです。

それほど一般的に記念写真を撮るということが根付いているのですね。












← 姪子(姉の娘)のトルチャンチの写真。
  もう10年前の写真ですが、
  かわいいでしょう?(^^)

2013年6月5日水曜日

新生児に対する接し方 韓国式とは‥


新生児に対する接し方も日本と韓国はやや違います。

これは日本に戻ってから家庭訪問してくれた保健師さんに指摘されて分かったのですが…

韓国では新生児に手と足が動かないよう、お包みでくるくる包んであげます。

お母さんのお腹に入っていたときみたいになり、安心するということと
勝手に手足が動いて赤ちゃんが驚くからと言うことが理由です。

少し日にちが経って動き回るようになると、起きているときはほぐしてあげるのですが、
寝るときは基本お包みでくるくる包んであげます。

大体100日くらいまでは包んで寝かせるパターンが多いようですが、私は包みと完全にさよならするタイミングがわからず、ずるずると4ヶ月まで包んであげていました。日本でうちに訪問してくれた保健師さんがそれを見てびっくり!赤ちゃんになにをしているんだ!?という目線で見られてしまいました。あっ、そのとき分かりました。日本と韓国は違うんだと。

また、韓国では赤ちゃんが寝るときに赤ちゃんの上に枕を置いてあげる場合があります。
少し重さがあったほうがよく寝るそうです。

それからできればあまり抱かないほうがいいと言われます。
日本でも抱き癖がつくと言われますが、韓国も同じく泣いてすぐ抱くといつも抱いてあげなければならない子になるという考えがあります。
(今の私の考えといいますと、「泣いたら3秒以内に抱いてあげる」です。理由は後で話しますね。)









← 生まれて2ヶ月経った頃でしょうか、38度の熱で緊急入院(汗)したときの写真です。点滴をうっているので、ひとつの腕は出していますが、基本「気をつけ」の姿勢で包んであげます。