2013年4月30日火曜日

結婚、そして出産‥


入社5年目に結婚、そしてほどなく子供を授かりました。

始めのうちは順調だったのですが…

妊娠6ヶ月目を迎えた時に、前置胎盤気味による早産の危機があると宣告を受けてしまいました。

私としてはぎりぎりまで働く気満々でしたがここは医者の指示に従い、産前休暇に入る決断をしたのです。


そして最初から韓国で出産する予定でしたので、すぐに韓国へ帰ることにしました。



韓国での出産を選んだのには理由が2つあります。

一つは私の家族に面倒を見てもらえること

もう一つが出産直後の母子の面倒を見てくれる施設が充実していることなのです。


実家での生活のおかげで妊娠後期は無事に過ごすことができ早産の危険性もなく
予定日を迎えることができました。


そしていよいよ出産のクライマックスへと突入して行くのです。


前日の午前中に出産の兆しが見え、夜から陣痛が始まりました。

陣痛といえばお腹が痛いと想像していましたが、私の場合は腰痛が激しかったのです。

「こ‥腰が痛~い!!」

痛みの間隔が短くなってきたため、これは陣痛だと判断しタクシーに乗って病院に行きました。

真夏でしたが、病院についてから特に寒いわけでもないのに体がカタカタと震え始めました。

「ど、どうしたんだろ~??」

心配になって看護師に聞いたところ、呼吸が短いからだとアドバイスを受けました。

そして「深呼吸‥」       「おや?」 これがまたあっさりと治ったのです。

鼻がでっかい?!!
どう見てもアフリカの部族・・

2013年4月26日金曜日

入社時、私が大切にしたのは・・・?

まずは、入社時から出産まで、ワーキングママになるまでを思い出してみたいと思います…


だれもが会社に就職するためには、面接を受けます。
ソフト技研では、内定をもらうと正式な入社前に、会社で懇親会を開いてくれるのですが、
その時に、私が会社に対して質問した内容は今でも覚えています。

 「結婚して、出産しても仕事は続けられますか?」

 「実際、結婚・出産して仕事を続けている女性はいますか?」

今は大分改善されていると思いますが、当時韓国では女性が仕事をするということについていくつか偏見がありました。

1つ目、どうせ結婚したらすぐ辞めるでしょうという社会的認識。

2つ目、妊娠・出産した場合、産休で仕事を休むと周りに迷惑だという考え方。

3つ目、子供の看病で休もうとしたら、それでちゃんと仕事できるかという視線。

韓国の社会では女性の結婚、出産、育児に関する理解と配慮がとても不足していたのです。

臨月までバリバリと働くことは当たり前、産休も出産後3ヶ月しかなく、会社に復帰したら自分の机がなくなっていたといういのが冗談のようですが、少なくありませんでした。
実際私の姉もそのようなめにあいました。


そういうことで、私は日本で就職する上で、韓国と同じようなことが日本で起きないか、
結婚・出産後に首にならないかが心配だったのです。

入社当時、ソフト技研には、子育てしながら仕事をしている女性が3人いました。
その中の1人は2人のお子さんがいると聞き一安心した覚えがあります。


現在では、社員59人中14人の女性社員がいますが、
その中で、結婚している人が6人います。

2人は新婚ほやほやでまだ子供はなく、
1人は子供がすでに成人しており、
1人は2人の小学生を持ち、
1人は高校生と中学生の母親です。

そして残り1人は私で、20ヶ月の愛娘を育てながら、仕事をしています。