ここ最近の出産事情について日本と韓国ではいったい何が違うのでしょうか。
それは、ずばり
出産費用です。
当時私が出産に際し集めた情報によると出産費用(分娩+入院)自体が日本と韓国では10分の1程度だったのです。
健保からの補助金で韓国への往復交通費も含めほぼすべてまかなえたと思います。
それについては、かなりのお得感がありましたし、恵まれているとも思いました。
なぜなら韓国では、未だに出産の補助金がほとんど出ないからです。
少し前の話になりますが、私の姉も働いていての出産でしたが補助金は一銭も貰えませんでした。
それでも政府指定の銀行のカードを作ると出産補助を受けられるといった制度も、少しずつですができてきているようです。
以下に日韓の補助や費用などを簡単な表でまとめてみました。
次に違うのが
産後の療養システムです。
日本では病院やお産婆さんがいる施設で出産し、1週間くらい入院、そして帰宅するのが普通のようです。
韓国では、病院で出産し、自然分娩なら3日間、帝王切開を行った場合1週間くらい入院します。退院後は、人によって異なりますが、大体の人は新生児と一緒に産後調理院(以下調理院)という施設に入り、2~3週間過ごして帰宅します。
この調理院を利用するところが大きく違う点ではないのでしょうか。
調理院はお母さんたちが一日でも早く体を回復することを手伝うところです。
最近では女優の小雪さんが利用したということで、日本でも話題になりましたね。
これは聞いた話ですが、調理院に入るため、韓国で出産を希望する日本人がかなり増えてきて、韓国では日本人専用の調理院もあるそうです。
基本予約制で、人気があるところは何ヶ月前から予約しておく必要があります。
私の場合は、私の兄の紹介により調理院を決めました。兄によると食事が美味しいとの評判でした。実家からは少し離れた場所なのですが、兄に予約もお願いしました。
これは後になって思ったのですが、病院や調理院は実家の近くにある所に決めた方がよかったということです。
やはり近くでないと親や友人にこまめに来てもらえないというデメリットを痛感しました。
それでは、私が過ごした調理院についてお話をしたいと思います。
まずは設備です。調理院には病院のように新生児室があり、そしてトイレとシャワーがついている個室、インターネット、骨盤マッサージ機が置かれている共同ルーム(ここでお母さんたちが授乳します)、そして食堂があります。また、座浴器やサウナも設置されていました。
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また、看護師の資格を持っている人をはじめ、何人か赤ちゃんの面倒を見てくれる人が24時間体制で働いており、我々は、先生という呼び方をしていました。
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産後調理院の共同ルーム |