2013年11月13日水曜日

日本での育児 ~赤ちゃんの成長と言葉 その2

それからは色々試して口にしたことばに対して、相手からちゃんとした反応が返ってくると、嬉しいこと、嬉しいこと。

日本語の勉強がどんどん面白くなったのでした。

娘がことばを習得していくのをみるとこれと似ているのです。

娘にもりんごを見せながら
「りんご、りんごだね」
「りんご、あかいりんごだね。おいしそう。」
「りんご、りんごはあかくてまるいね。」
「りんごがひとつ、あ、もうひとつあるね。全部でふたつあるね。」
というふうに言ってあげたのです。

すると、あるときまだことばはしゃべらないものの、
私が「りんごはどこにあるかな?」と聞いたら、
おや、娘がちゃんとりんご持ってきたのでした。

それから時間が経って
ついに娘が「りんご」と言うようになり、
また少し時間が流れ、「りんごちょうだい」と文章でしゃべるようになったのです。

そして最近は、
私がりんごを食べながら「すっぱい」と目をつぶり表現すると、
娘も私の真似をして「すっぱい」と目をつぶり、笑います。

こどもはこうやって沢山単語を耳にすることでしゃべるようになるんでしょうね。

そしてそれが楽しいからこそ、口にしてみたり、表情も真似してみたりして、言葉が段々うまくなっていくのだと思います。

単語を沢山耳にするのに、有効な方法が絵本を読んであげることだと思います。

私自身絵本を読むのが嫌いではないので、娘には嫌がらない限りなるべくたくさんの絵本を読んであげようと心掛けています。
絵本の影響について最初は分からなかったのですが、最近こんな出来事がありました。

最近読んであげた絵本の中に、「おにぎりがね」というのがありました。
その絵本の内容といいますと、おにぎり3個がそれぞれ梅干、しゃけ、おかかをぱくっと食べ、輪になって回るのですが、外形が同じなので回っているうちにどっちがどっちか分からなくなりました。その時、おにぎりが手を伸ばし言います。

「心配ご無用!全部召し上がれ~」
心配ご無用というフレーズの時には、私も本の真似をして手を伸ばして読んであげました。

最初むすめの反応はいまいちでしたが。。。

ある日、保育園でお友達が泣いてたら、
娘が立ち上がり、その子に対して、手を伸ばし、「しんぱいごむよう」と言ったそうです。
その子は娘の急な行動にキョトンとして泣き止んだそうですが。。。
その後、保育園で誰かが泣いていると、うちの娘を呼び、「しんぱいごむよう」と言ってもらうんだとか。

娘は現在95%日本語でしゃべっています。たまに韓国語を単語程度でしゃべっていますが、
これは彼女を囲んでいる言語環境が主に日本語だからなのでしょう。

私は韓国人ですし、親戚と言いますと、日本より韓国の方が多いので娘には韓国語も与えて上げたいと思っています。

しかし、私と一緒にいても、私が常に韓国語で話している訳でもなく、また韓国語で話したとしても使う単語数は自然と限られてしまいます。

そこで考えたのが。。。韓国語の絵本を読んであげることです。

今のところ、娘は韓国語の絵本にも抵抗なく、接しています。
そして時々、絵本に出てくる表現を使って韓国語をしゃべります。
日本語を取得するスピードにはほど遠いかも知れませんが、
こうやってゆっくりにでも韓国語でお話できるようになれればよいなと思っているのです。

←五味太郎氏の「ぽぽぽぽぽ」を読んでいる娘。

  私の目線からは何が面白いかさっぱり分からない絵本でも
  娘は「もう一回!」

  子供はみんな絵本が好きですようね~。

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