2013年5月21日火曜日

調理院のサービスとは


調理院に入ると、赤ちゃんは新生児室で、お母さんは個室で過ごすことになります。

調理院で提供されるサービスとしては、まず赤ちゃんの面倒です。

授乳はもちろん、赤ちゃんをお風呂に入れることや、着替え、オムツ変えもすべてやってくれました。授乳は、赤ちゃんがお腹がすいて泣けば、お母さんの部屋に連絡してくれます。
そこで、お母さんが直接授乳を希望すれば、部屋または共同ルームに赤ちゃんを連れてきてくれます。

そして、授乳の仕方も教えてくれます。
(授乳って自然にできると思いましたが、これも学習が必要でした!)

もし、お母さんが今は休みたいというのであれば、代わりに粉ミルクを飲ませてくれたり、
前もって絞っておいた母乳があればそれを飲ませてくれます。

最初から粉ミルクの場合も、お母さんと相談して、お母さんが飲ませるかどうか、その都度、その都度決めることもできるのです。

基本的にオムツと粉ミルクは、調理院で用意されているものを使います(私も使いました)が、
もっと金額が高いブランドのオムツやこだわりの粉ミルクを持ち込んで使ってもらうことも可能です。
(持ち込み料金はかかりませんが、セット料金なのでその分安くなるという訳でもありません。)

お母さんたちへの面倒としては、食事、洗濯、部屋の掃除をやってくれました。

食事ですが、私が入っていた調理院では、1日3食に加え午後3時と夜8時くらいにおやつが提供されました。
夜8時におやつ?と思うかも知れませんが、お母さんたちは深夜でも授乳するケースが多く、夜のおやつを食べておいたほうがいいのです。

また、いつでも食べられるように、共同ルームには食パンや、ジャムに、トースターが常備されていました。
食事は基本、食堂でお母さんたちが集まり、出産時の話や子育ての情報などを話しながら食べていました。調理院で初めて会った人たちですが、共通の経験や話題があり、結構盛り上がるんです。

私は調理院に入った当初に、おっぱいの張りが激しく食事どころではなかったため、食堂に行かなかったことがありました。

すると私が食堂にいないことに気がついた先生が、

「産母(出産したお母さん)が食事をしないことは絶対駄目!」
と怒られ、部屋まで食事を持ってきてくれました。

体調が悪いのを我慢して泣きながらその食事を食べたことは今でも忘れられません。

現在の韓国でも日本と同様にお母さんが体形維持のため食事を少なめにすることがあるようで、先生は産母が食事をしっかりとることがいかに重要なのか度々強調していました。

その他、産後ヨーガ講座、全身マッサージ(1回のみ)などのサービスがあり、それらを使って体調を整えて行くのです。
調理院の個室:壁にかわいい絵が描いてあるのが印象的!

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