だれもが会社に就職するためには、面接を受けます。
ソフト技研では、内定をもらうと正式な入社前に、会社で懇親会を開いてくれるのですが、
その時に、私が会社に対して質問した内容は今でも覚えています。
「結婚して、出産しても仕事は続けられますか?」
「実際、結婚・出産して仕事を続けている女性はいますか?」
1つ目、どうせ結婚したらすぐ辞めるでしょうという社会的認識。
2つ目、妊娠・出産した場合、産休で仕事を休むと周りに迷惑だという考え方。
3つ目、子供の看病で休もうとしたら、それでちゃんと仕事できるかという視線。
韓国の社会では女性の結婚、出産、育児に関する理解と配慮がとても不足していたのです。
臨月までバリバリと働くことは当たり前、産休も出産後3ヶ月しかなく、会社に復帰したら自分の机がなくなっていたといういのが冗談のようですが、少なくありませんでした。
実際私の姉もそのようなめにあいました。
そういうことで、私は日本で就職する上で、韓国と同じようなことが日本で起きないか、
結婚・出産後に首にならないかが心配だったのです。
入社当時、ソフト技研には、子育てしながら仕事をしている女性が3人いました。
その中の1人は2人のお子さんがいると聞き一安心した覚えがあります。
現在では、社員59人中14人の女性社員がいますが、
その中で、結婚している人が6人います。
2人は新婚ほやほやでまだ子供はなく、
1人は子供がすでに成人しており、
1人は2人の小学生を持ち、
1人は高校生と中学生の母親です。
そして残り1人は私で、20ヶ月の愛娘を育てながら、仕事をしています。
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